iyuichiの私的開発ログ

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渋谷で働く社長の著書を読んだ

以下の2冊を一気読みしました。
もう少し掘り下げた内情を知りたいなと感じた部分が多々ありますが、
書けること、書けないことあるでしょうから仕方ないかな。

まずは"渋谷ではたらく社長の告白"ですが、
学生のバイト時代に読んだビジョナリーカンパニーの影響を受けて「21世紀を代表する会社を創る」という目標を持った。
実際にサイバーエージェントを立ち上げ、マザーズ上場に至るまでの紆余曲折、その後のネットバブル崩壊で株価下落に苦しみ、また買収の危機にされされながらなんとか乗り越えて2004年9月期に40億の最終利益を達成する。

ざっくりと、そんな内容になっています。
ライブドア社長の堀江さん(ホリエモン)、村上ファンドGMO熊谷代表、楽天の三木谷社長らとの関係性が垣間見られて興味深い。
経営者としてはいろいろと失敗はありつつもこのスピード感でやりきってきたのはすごい。

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉

そして、起業家へと続いていきます。

起業家 (幻冬舎文庫)

こちらは買収騒動後、中核事業としてAmebaを軌道に乗せるまでの話。
またエンジニアとして興味深かったのは、広告営業文化からエンジニアを大切にする技術力のある企業への変遷。この辺をもう少し具体的にいろいろ知りたいと思いましたが、サービスを内製化しないと良いサービスを作れないと考え、完全内製化の体制作りに本腰を入れているのが2007年ごろ。その割には現在のサイバーエージェントは技術力がある印象なのでうまく変化してきている印象。

そんなサイバーエージェントが最近投資しているのが、AWA, AbemaTVといったコンテンツ配信事業。
バイスや通信環境が整ってきた中で、これから伸びそうな分野のひとつなので目の付け所が良いと思います。
音楽配信は各社出揃ってきてレッドオーシャン気味ですが、コレっといったサービスがまだないのでチャンスありそうと思ってます。プレイリストを軸としたコミュニティをうまく設計できたら勝てそう。
AbemaTVも独自のコンテンツを用意したユニークなサービスになっているので期待しています。

また何年後かにこの辺の内情が書かれた書籍が出たらまた読んでみたい。

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則


ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則